溶岩鍋

我が家の鍋物で、「溶岩鍋」という鍋料理が存在する。
この世には、いくつかの溶岩鍋が存在するようだが、我が家の鍋が正真正銘、溶岩鍋であろう。
その根拠は、簡単。
見た目がどうみても、溶岩（マグマ）が鍋の中で踊り狂うからだ。


・・・前置きはさておいて（笑）、今流行の（沈静化してるかな？）ミツカンごま豆乳鍋つゆってありますよね？
ずいぶん前になりますが、伊集院光のラジオでその存在を聞いて、どうしても食べてみたいと思い購入してみました。
そのときの感想は、おおげさぢゃなく本当においしかったのです。

ここからが、本題。
数ヵ月後、創作料理名人の嫁さんが行動を起こしたのでございます。
「自分で、ごま豆乳鍋を作ることが出来ないかな？」
これでございますよ。

一リットルの豆乳を購入し、黒ゴマをゴマすり鉢でしっとりするまで、ご～りごり．．．。
豆乳と黒ゴマを、もろもろの調味料と合わせ、具材を入れ完成です。
蓋を開けたときの感想は．．．
ごま豆乳鍋じゃない！

白いはずの豆乳が黒ゴマによって、グレーのどろどろした泥流のように．．．。
所々で、ぼこっぼこっっと溶岩が脈打つように、泡が弾ける．．．。
これを見たときの映像は、忘れられません。
カメラに収めておけば良かった．．．。

でも、これを食べなければ夕飯は無い！
嫁さん自身も、さすがにこうなってしまった鍋には、半信半疑。
でも、食べなければ。
おそるおそる食べてみる．．．。


ま～～～～びっくり！
これが、ものすごくおいしいでごじゃりまするよ！！
まぁ、冷静に考えてみれば、豆乳とゴマベースの鍋が不味い訳が無いんですがね～。
味は、ミツカンのとは違う味になっていましたが、ゴマが大好きな我が家は全然問題なく、
ペロリと平らげたのでした。

ちなみに、残ったスープ（溶岩ｗ）は次の日の朝、ごはんと合わされ、溶岩おじやとなって胃の中に収まったのでした。
みなさんも、鍋つゆの素もいいですが、オリジナル鍋を作ることをお勧めしますよ（笑）

ちなみに、これは一回目のこと。
先日も二回目の溶岩鍋を作ってくれました。
今回は豆乳では無く、豆乳鍋つゆの素を使用。（ごま豆乳鍋つゆの素ではない）
ゆるい溶岩になっていましたが、味は当然おいしかったです。

ところで、今回気付いたことが。
我が家で購入する野菜たちは、摂り立ての新鮮野菜なのです。
いつもは長い時間火にかけても、シャキシャキと噛み応えがある野菜なのですが、なぜか豆乳鍋のときは、とろとろになってました。
豆乳効果で（浸透圧？）とろっとろになった模様．．．。
これも、溶岩になる理由の一つですね（笑）