鉄腕バーディー、第7話。
作画崩壊としていろんな所で賛否両論が起こってましたね~。
支持派、否定派ともに大体言いたいことはわかったかなーと。
私的に言ったら、あれは作画崩壊じゃないと思ってます。
作画崩壊というのは、皆さんご存知の初代マクロスや、ロストユニバースのやしがにのことを言うのだと思っております。
今回のバーディーの作画を崩壊と言ってらっしゃる方々は、上の作品を観たら気絶するのかな?w
最近のアニメの意見に止め絵が悪い(似てない)と言う批判が多いようですが、ん~な感じです。
当然、最低限の作画を描かないと糞と言われても、仕方が無いと思いますが、
でも、止め絵が綺麗なのがいいのなら、アニメである必要は無いですね。
イラストでもなんでも眺めていてください。
でも、確かに最近の原画は作画修正がないと使えないぞ!
がんばれ、アニメーター!(丸投げw)
閑話休題
どちらかというと動きにもっと目を配って欲しいかなと。
アニメって、アニメーションですから動いてなんぼです。
そして、動きと表現がいつもついてまわる訳です。
最近のアニメは動かないだろが!というのは、目を背けたくなるぐらい承知しております。
そんな中でも、スーパーアニメーターは存在します。
当然、原画マンのことを指します。
あるサイトで赤根監督や、りょーちも氏が言っているように、表現方法のひとつということもあります。
確かに、見た目はしんちゃんと言われても仕方ない見栄えでしたね。
でも、動き(表現方法)は目を見張るものがありました。
あれだけの時間、背動(背景も作画で表現する)を駆使し、延々動き続けてる。
どんだけ枚数使ってるのかと。
あれを、劇場作品ではなく(←ここ大事)TVシリーズでやったことに、スッゲーと感じました。
正直言い訳ですが(笑)、TVシリーズであの動きに作監修正を入れて、動画を割らせたら、まず確実にスケジュールも落ちるだろうし、
別な意味でもっと酷いことになっていただろうと。
暴露してしまうと、バーディーは本当にスケジュールがなかったらしい。
それで、あの動きを再現しようと思う方が、キ〇ガ〇かと思うぐらいですよ。
普通は、あのコンテをOKするわけがないだろうと。
どこかで諦めて、落しどころを考えるんじゃないだろうかと。
だって、アニメだってスケジュールと予算で、がんじがらめになってるんだから。
でも、参加してたのが松本憲生氏(NARUTOの作画は有名)とくれば、こうなるのは必然w
脇を固める原画マンもかなりの実力者です。
当然、全てのカットが綺麗な絵で観れることが最高ですよ。
でもそれ以上に、動きにも目を向けて欲しいものであります。
ちなみに、スーパーアニメーターの原画を拝見したことがありました。
その方は、うつのみや理氏であります。
そのキャラの絵は、はっきり言ってあまり似てないし、キャラ表と頭身が違うし、それこそキャラ崩れと言われてしまうであろうモノでした。
動きの内容も単調で、普通に見ているだけでは全然たいしたことの無い動きでしょう。
でも、原画を見ただけでわかる動きの凄さには、正直圧倒されましたよ。
そのカットのセル上がりを見たときは、驚愕です。大袈裟じゃなく。
動きの見事さ、タイミングの寸分の狂いの無さ、すごい...。
動画マンも、見事に中割してる!エライ!
延々見とれてましたw
スーパーアニメーターの仕事っていうのは、そういうものなんだと感動したものです。
そして気づいた、カット袋の作画監督からの一言。
「申し訳ありません。このカットは修正できません...」
これって、スーパーアニメーターの原画には恐れ多くて、手が入れられないってこと!?
確かにそういうもんなんでしょうね~。
うつのみや氏の原画には、すべてそう書いてありました(笑?)
ちなみに、その作品いまだに放映されてません(泣)
そして、そのセルデータ消しちまいました。だって、すぐに放映されるって聞いてたから~。・゚・(ノД`)・゚・。
皆さん、そういうところも気にして、アニメをもう一度見直してみましょう。
新しい発見があるかもしれませんよ~。