ここ何期か、アニメの本数が減っている為、仕事が少ないですよ。
困ったもんです。
各、制作会社も作品を確保するために、かなり大変な思いをしているようです。
放送局やスポンサーも視聴率が取れない割に、制作費が掛かるアニメをやるよりも、
お笑いブームを利用して、星の数ほどいるお笑い新人を、安い賃金で使ったほうがいいのでしょうね。
視聴率主導の放送局から見れば、その構図は間違っていないと思います。
直接的に被害を受ける私でも、そうなっている現状には、仕方がないかなと思っている次第であります。
この状況を生み出したのは、世の中の流れもありますが、
結局のところアニメ業界の怠慢も原因の1つだと思ってます。
TV局への納品期日の遅れによる、信用度の低下。(単純に言えば、約束を破る)
つまらない作品の乱立による、視聴者のアニメ離れ。(ゲームと同じ状況かな?)
原作者やスポンサーの言いなりの制作体制による、製作者側のモチベーションの低下(視聴者にも気づかれつつあるようで...)
などなど。
以前から、何とかしなきゃならないなと思っていたことが、一気に押し寄せてきました。
ただ、最近は現場レベルの人間が何とかできるようなレベルではなく、スポンサー、アニメ各々のプロデューサーや、
制作会社(元請会社)のレベル自体が、もんのすごく低下しているように見受けられます。
あくまでも個人的な意見ですけどね。
ただ、現在請け負っている仕事の状況を見ると、本気で目も当てられないような状態なのは確かですorz
少し前までなら、作画監督が仕事しないとか、コンテが間に合わないとか、そういう個人レベルの話だったんですけどね。
それも、当然いいことではないですが、アニメを作る以前の問題にまで発展してきたように思います。
あと、話を分けるやり方。
二期シリーズとか言って分けるのも、制作側から言えば多少は楽になりますが、
結局のところ一期で視聴率を見て、人気がなかったら打ち切りにするだけの話。
確かに、リスクは低くなるのかもしれませんが、ストーリーの変更による更なる作品低下や、
それでも気に入ってくれていた人達を裏切る結果になるのも、どうも納得がいかないのですよ。
コー〇〇〇スは、確実に人気があったことがわかったので、二期もGOだったわけですが、
∀〇〇ダムが現在の形態で放送されていた場合、たぶん打ち切りになっていたことでしょう。
口コミなどで、面白いことが徐々に伝わって、今ではかなり良い感想が多くなってきましたけどねw
とにかく、根本的に業界が変化しない限り、この状況はまだ続くでしょうし、もっと悪くなるかもしれません。
それでも、ちゃんとできているところが、少なからずあることも確かなんですよね。
そういうところに、上手く潜りこむというのも、ありかなっとw