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のんびり・また~り・まいぺーす: 自分のために日々の出来事をつらつら。日記の代わりに。 最近は美味い!しか言ってない気も(笑)
ブログではあんまりこういう話を書きたくないんだけど、非常に虚しい気分なので自分なりの考えを書き留めておく事に。

はだしのゲン。
自分も当時、小学生時代に学校の図書館(というか教室だったかな?)に置いてあったので、とりあえず読んだくち。
戦争の悲惨さや虚しさ、原子力爆弾の恐ろしさなど、当たり前のように衝撃を受けた漫画だった。
そして、自分はこの作品からは、それ以上でもそれ以下でもない感情が植えつけられました。

そして、松江市での閉架問題。初めは、あまりにも衝撃的な表現などにより、子供たちに読ませるべきではないと言うところから始まった・・・よね確か。
それが時間が経つにつれて、なぜ6巻以降のみ閲覧規制されたのかとか、共産党や日教組の関わり?が表に出てくる。

初めは表現の自由の制約はいけない、という単純と思われる図式だったと思たんだっけど、それが、反日左翼の思想を閲覧制限するのは正しいとか、またしても右翼と左翼の図式になってきた。
プロパガンダね。はいはい。

えーっとさ、なんと言うか本当に今の日本はどうなっちゃったのかなと。
それとも、自分が一般人の思考からかけ離れてるのでしょうか?

はっきり言って、旧日本兵の女性に対する非道な行いや、反天皇制を植えつけるかの如き発言など、確かにショックを受ける子供は多数いるだろうと思うよ。
これは、反日思想のプロパガンダだと言う人もいるでしょう。
でもね、本質はそこじゃないでしょう。
なによりも戦争行為は、人間をどこまでも貶めるかもしれない行為なのではないのか?という部分が、一番感じなければならんことではないかと思うんですよ。

別に天皇制反対の人がいたっていいじゃない。
理由はともかく、そういう人がいたっておかしくないよ。

各国の戦争映画を観ればわかるように、一般人に対しての悪逆非道を行うシーンも当たり前のようにあるでしょ?
それとも、全ての戦争映画は各国の左翼が作っているから、そういったシーンがあるんだということなんでしょうか?そこまで各国の映画制作者が嘘を並べているということなのかね?
そして、旧日本兵の一人の兵士もそんな酷い行いはやってません!キリッ!とか言うんでしょうか。
従軍慰安婦は無かったにしても、慰安婦は必要なぐらい性欲が強い男達もいたというのに。
戦争なんか無くったって日々犯罪を犯すような生物が、戦時中の興奮状態において何もしなかったか?それこそ信じられん、というのが自分の見解。
はだしのゲンの漫画の中のような行為をやっていたかは自分の眼で見たわけではないので当然知らんけど、でも何かしらの犯罪と思しき行為はあったのではないか?と思わざるを得ない。
無かったらいいんですけどね。
国が指示したとか、個人がやったとか、それは関係ないです。
被害者は、被害を受けたことに違いはないのだから。

で、本当に言いたいこと。
まず、なによりも子供たちは(基本的に)純粋なので、この手の内容を(漫画であることによりハードルも低くなり、より一層)信じてしまうかもしれない。
でも、そこで大人が正しい情報を教えることがなによりの教育ではないの?
いや、大人だって当たり前のように間違える。だからこそ、大人はより情報には敏感にならなければならんのだと思うよ。
正しい、ではなく、一つのものごとに執着せず、広い物の見かたが出来るように、かな。
なんだかんだ言っても、自分だってたまに感情だけで脊髄反射で感想を言うことはあるし、自分の考え方は間違っていることもあるでしょう。

ちょっと脱線した。
千差万別の大人たちの情報から、子供たちは自分なりの情報の取捨選択をしていくと言うのが、本来の正しい学びではないの?
子供たちを馬鹿にするのもいい加減にしろ!と言いたい。

今回の件は、どちらかと言うとただ単に大人たちの教育の放棄にも見えるんですけど。
間違った情報だと思うのならば、それは違う!と子供に教えればいいんじゃないの?
それだけの話ではないの?
戦争は間違いなくあったんだから。
そして、人それぞれの考え方(原作者の思考)があるに決まってるんだから。
要するに、偏った(と思われる)思想に引っ張られないように教育すればいいだけじゃないのか?

右翼だの左翼だの、日教組や共産党のプロパガンダだの、そんなことはどうでもいいんだよ。
どちらも相手の意見を聞き入れないという部分では、全く共通認識な人たちなんですから。
本当、同属嫌悪さんたちのツンデレ具合には付き合ってられませんわ。くっだらねー。
あ、とは言っても、ウヨサヨの人たちの考え方まで否定する気はありませんよ。
そういう思考の人もいるということを受け入れないと、ここで書いたこと自体が破綻してしまいますからね。

戦争は絶対にダメ!という本質的な部分は、たぶん世界のほとんどの人間の共通認識だと思う。
(状況によって武力行使やむ無し、になる場合があることも否めないのだけど・・・。)
そういう本質を見ようともしない、子供たちに教えようともしない、敵は排除するもの、そんなくだらない大人たちに育てられた子供たちが不憫でならない。
右・左ではなく、その真ん中を割って突き進んでいくような人間になってほしいですな。
だからと言って、社会性や協調性も全く無視の我関せずな人間になられても、ちと困りますが(笑)


はう。
出来ればブログは、毒を吐いたりするのではなく、読んでくれた人が少しでも楽しくなるような記事を書きたいものですなぁ。

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» 無題
只単に足を運んだだけの人達にすれば、ネガティブじみた記事よりもプラスな記事のほうが読みたくなりますよね(汗

ですが、たまにはこのような記事を書いて頂けるのも、改めて考える機会を設けられるので助かります。只、少し感情的に感じますので、一呼吸置いて見直した後に投稿しては…? と、指摘してみます(苦笑


自分が見て来た限り…を念頭に置くとして、はだしのゲンは左翼的で〜と言う人は、戦争を経験していないのにも関わらず、親や祖父母からの話、書物やネットの情報で妄想を広げ、あたかも戦争の真実を知る当事者の気になっているような人達のように感じます。

卒業式で君が代不起立をする教師の方々、ヘイトスピーチに参加している人達にもそれが言えますね。大体は70年代以降の戦争とは無縁の世代が多いのも共通点です。

そして毎度の事ながら、思考が極端です。はだしのゲンから歴史を学ぶ…としか考えないのが不思議で、自分のようにはだしのゲンがきっかけで、戦争や核の歴史を自主的に調べるようになったチビっ子達もいるハズです。

はだしのゲンはあくまでも作者の経験をつづった自伝であって教科書ではないですし、もし内容を100%鵜呑みにするチビっ子が出ても、ごじょるさんが言うように、多方面的に視野を広めさせる事、認識を改めさせる事を大人がしてあげれば良い話です。


何かしらの制度、思想、歴史を支持する人、反対する人がいるからこそ、議論で盛り上がり見解が広まりますので、自分も左翼や右翼自体が悪いとは思いません。

ただし、極端で過激なものと排他的なもの、レイシストぎみたものを除いて…が条件ですけどね。特にツイッ(ry

天国におられる中沢さんは、これらの騒動をどう思われているのでしょうか…?
ミュータウ忠吉 URL 2013/08/28(Wed)01:13:28 編集
» ミュータウさんへ
え?感情的に感じましたか?なるほど・・・。
実は、投稿する前に誤字脱字の確認と合わせて5回以上は読んでいるので、ある意味コレが素の私だと解釈していただいても結構ですよ~。
とは言え、これを書いたのは徹夜で全く寝ていない状態だったので、そういった意味では普段とは違うとも言えるし、この手の内容はそういうときじゃないと読み返したのちに、やっぱアップするのやめよ・・・と、躊躇することも実は多いですが。ある意味しらふ(?)では、書かないようなことなので、そのように見えるかもしれませぬ。まぁ、あまりにも両極端な感想を見てしまった後に書いたので、弱冠「ムキー!」となっていたことも否定できませんが。
でも、多少なら喜怒哀楽のある文章も、人間らしくて良くないですか?この人こういう面も持ってるんだ!とか(笑)
とはいえ、公共で発信する場合は、出来る限り押さえないといけない場合もありますね。

感想については全く同意見です。
自分も、はだしのゲンは、あくまでも原子力爆弾を知る切っ掛けの一つだったと思います。
そしてその後、定期的に開かれていた原爆写真展を友人と見に行ったりしてました。
そして、写真(真実)に恐怖した記憶が今でも忘れられません。
真実を知った時の破壊力(精神的なこと)は凄まじいものだなと、悟ったのかもしれませぬ。
(あんまりそこまでの記憶は無いんですが。)
事実は真実の敵なりとは、まさに本質を突いた言葉だと思いますね。

で、何を言いたいのかと言うと(笑)、はだしのゲンは漫画なのだから、それ自体全てが真実だと考える方が実際は無理がありますよね。
中沢さんだって、原爆の体験以外は自分が体験したことではないわけだし。
そんなこと、子供にはわからんですからね。
だからと言って、ニュースや新聞は自分の眼で見ていないので全て信用できないというのもアレですが(笑)
でも、報道も嘘をつきますけどね。

こんな馬鹿げた報道を見て、中沢さんは本当にどのように思われるのか・・・。

あとツイッターですけど、嘘は流れるは、バカが垂れ流されるわで、こういうのが嫌いな人は絶対やるべきではないですね。
自分もその手のものを見ると、ウンザリゲンナリしますし。
最近も、ツイッターも飽きてきたな~なんて思ったりもしてます。
ただ、それ以上に知りたい情報や、楽しい話などに触れる機会が多いことも確かなので、本当に人を選ぶシステムだなと。

長文になってしまいました。
2013/08/28 23:44
» (;・∀・)ありゃ
こんにちは、いいたい事分かるわぁ~。
わたしも毒を吐きたくなることがいっぱいありすぎて、逆に書ききれなくてUPしていないだけなんですけど(笑)。
戦争やらなんやらが、色々な資料や証言から明らかになってきたのを見て、心の毒が溜まる一方。
たまに私的考えとして書き込むのも悪くないのではないでしょうか。
だって、一人の人間としての意見ですものね(○´Д`)(´Д`●)ネー
コタツ猫 URL 2013/09/07(Sat)10:15:12 編集
» コタツ猫さんへ
まぁ、たまにはいいですよねぇ・・・(^^;)
この手の感想はホントいくらでもあるんですが、こういうところで毒を吐き続けると、どんどんネガティブ思考に陥るんですよ~。
なので、自分の為にもできるだけ楽しめる記事にしたいわけですが、残念ながら最近は全体的に気分が沈みがちというか、気候のせいでしょうかね。
なんとなく一日を過ごすだけのような生活になってます。
なにかリフレッシュできるようなことをしないとイカンですね!
2013/09/07 18:57
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自己紹介:
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ぺんぎん(嫁さん)と、ひっそり暮らす
記事の内容は、必ずしもその日の行動とは限りません(笑)
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