このあいだ、仕事の打ち合わせに行ってきました｡
久しぶりに外注の仕事だったので、ちょっとドキドキでした。
今回の仕事のパートナーは、ナベシンことワタナベシンイチ氏。
近くで見かけたことはありますが、仕事を一緒にすることになろうとは！
嬉しい反面、色んな意味で心配。
ところで、ナベシン監督やはり只者じゃなかった。
服装は、あいかわらずのアフロヘアーに緑のネクタイ、黄色シャツ、赤ジャケット、ジーパン姿｡
とにかくこの人、打ち合わせ中も楽しむことしか考えてないですねｗ
ちょっとした、質問や疑問にまで、笑いを取り込む。
打ち合わせがこれでいいのか知りませんが、アニメ業界だから許されるでしょうｗ
修正になったカットの絵に対しても、｢面白いと思ったんだけどな～｣と、つぶやいてるし。
まぁ、前のレイアウトの方が確かに面白いけど、作品に見合わないということもありますしね...。
そこいらへんは、監督や原作者の意向もありますから仕方ありますまい。
とは言っても、伝えるべきところを、しっかりと伝えることができる。
これが出来る方ではあります｡
この業界、話を上手く伝えることが出来ない人が結構多いのですが、ここら辺はさすがだなと｡
まぁ、上手く伝えるのが難しい部分や場面などは、ずばばば～んみたいな絵とか、
どぎゅーんみたいなとか擬音を使ってるわけですがｗ
うむ、だいじょうぶ。言いたい事は大体わかります(笑)
あ～、ちなみにたばこ吸い過ぎ。
ヘビースモーカーも程々にしといたほうがいいッスよｗ
しかし、この作品。
来週には放送がスタートするのです｡
私がやってる話数は、まだ先なのですが、１話はまだ製作中だとか...ｵｲｵｲ
大丈夫なのか？
この先確実に地獄を見せてもらえそうです((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
前から言ってた地獄の週間作業中...。
来週頭に放送のアニメの作業が昨日終わり、現在は再来週に放送予定のアニメに着手...。
体がだるい...。
火曜日から現在までの睡眠時間合わせて５時間ちょい。
このままでは本当に過労死してしまうんでないかと思ってしまう...。
寄る年波には勝てないということでしょうな...。
そんな中、ブログなぞ書いてるヒマがあるのかと思うかもしれませぬが、
カットが上がってくるのを、待っている状態...。
その間眠ればいいのだけど、ちょこちょこと連絡があり起こされるし...。
はよこい最後のカット...。
ところで最近アニメの仕事に就きたい、という方々をよく教えて何ちゃらで見かけるのですが、
あれは何でしょうね...。
ほぼ毎日、違う人が、ほぼ同じ内容のことを書き込んでいる。
まず他人の書いたことと同じようなことを、いくつも書き込むのは無駄だと思うんですが？
その証拠に、どんどん回答者が減ってますし。
自分で徹底的に調べて、それでもこういうことがわからないので教えてください、とかならまだしも、
｢アニメが大好きです。アニメの仕事をしたいのですが、どうすればいいのでしょうか？｣
のような、漠然とした質問が多すぎる。
アニメが好きで、業界に入りたいのなら自分である程度は調べがつくんじゃないかと思うのだけど。
正直に言って、回答者が呆れるような書き込みをする人は、アニメ業界に来てほしくありません。
実際に、アニメが好きで業界に入った、と言ってる新人は、さっくり辞めていくのを今まで何度も見ています。
そりゃ自分が好きなアニメを製作できるのは、さぞ楽しいんだろうと思うのも、わからんではないですが、
それ以上につらい作業が待っていることも事実です。
とにかく、最低限のコミュニケーション能力、一般の知識が必要なのは、社会に出るためには当たり前。
これ以上この業界が何もできない、馬鹿ばっかりになるのはもううんざりです。
(まぁ、どこの企業からもそういう声は聞きますが...)
アニメに限れば、
まず自分が何をやりたいのか？
監督をしたいのか？脚本を書きたいのか？キャラクターデザインをしたいのか？動画を書きたいのか？
キャラクターの色を作りたいのか？色を塗りたいのか？背景を書きたいのか？撮影をしたいのか？
編集をしたいのか？音響をやりたいのか？プロデューサーになりたいのか？声優になりたいのか？
最低でも､このくらいのジャンルがあるわけですから、なにかしらアニメに携わりたいという、
漠然とした考え方の人は、ほぼ続かないと思います。
こうしてみると､自分の得意分野でほぼやりたいこと(やるべきこと)が見えてくると思います。
(例えば、編集や音響は実写でも応用可だし、背景だって美術全般の話だし)
あと、実を言うとアニメ業界の中は、かなり大雑把に出来ている場合が多いので、
入ってしまえばなんでも出来る可能性もあります。
(元々は、仕上げや背景が専門だった人が演出をやってたり、撮影に入った人が仕上げをやってたり。
かくいう私も､色関係の仕事だというのに撮影まがいのことをやったり、動画を修正したりもしてます。)
正直にぶっちゃけてしまえば、体力があって、休みもいらなくて、言われた通りに何でもこなせて、
そして給料が少なくても文句を言わないような人なら、誰でも出来ると思うｗ
夜、一人の部屋が寂しいと思っている人には、うってつけの仕事かもね！ｗｗ(特に制作進行)
そんな横暴なと、思われるかもしれませんが、実際に私は専門学校で仕上げを一年勉強してから業界に入りました。
が、会社に入ったらホームスタッフを雇っている会社だったので、その人たちに作業の段取りを教えていた訳です。
その時間は、約二週間...。
上手い下手は、当然その人それぞれの技量があるわけですが、一通りの作業をこなせるようになるのに、
たった二週間ですよ！！
もうね、あれを体験したあとは微妙な感じでした。
まぁ、専門学校で教わったことは、もっと知識としては広いので、決して無駄にはなっていないんですけどね。
結局何が言いたかったのかというと、人に聞くより前に自分から行動が出来るような人じゃないと、
正直業界に来ても無駄だよ？と言う事。
逆を言えば､いてもたってもいられないぐらいにアニメが好きで、
全て自分から行動を起こす人(どうすればいいんですか？と、他人に聞くことだけでは行動を起こすとはいえない)は、
何でも出来ると思いますよ。
って、これもアニメ業界だけの話じゃないね。
そろそろ卒業シーズンですね。
そういえば、我が会社にも既に、新人さんが入ってきました。
少しでも長く続けて、自分の生活と経験にプラスになってくれればいいな～と思う次第です。
アニメ業界に来たいと思ってる若者たちよ！
なんだかんだ言って、おっさんも期待しつつ待ってるよ。
それでなくても、最近はアニメを作る側が少なくなっているし...。
そうこうしてるうちに、連絡が。
残りの１カットの目処が立たず...。
もう辞めようかな、アニメ業界...Σ（ﾟдﾟlll）
本当は、無かったことにしたいと思ったけど、愚痴。
先週から始まったガンスリンガーガール。
いや～某掲示板などで、叩かれまくってますねぇ。
期待感の裏返しだったらまだいいんですが。
そこまで言わんでも、と思うような書き込みもありますが
皆さんの意見は、ほぼ的を射る感想なのだからさぁ大変。
以前ここで、制作に関われるヒャッホーみたいなことを書きました。
その後、一足先に1話を観る事になったのですが...。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジ？
関わるなんて、言うんじゃなかったと、ちと落ち込みました。
自分が関わっている作品に、難癖付けたくは無いのですが、
アニメを制作する側として、さすがにこれは無いんじゃないかと思いましたよ。
当然、制作サイドにも言い分はあるでしょう。
特にガンスリはマッドの第一期シリーズが好評だった為、余計にきついはず。
でもね、それにしても何故このクオリティになってしまったのか、残念で仕方がありません。
やれ大本の会社がどうとか、原作者がうんぬんとか、制作会社がこうだの、
皆さん言ってますが、そんなのかんけーねぇー！
とにかく単純に作品として恥ずかしいです...(泣)
最近のアニメ業界は、視聴者のことを考えていないんじゃないかな。
視聴者が何を望んでいるかと言うことが、さっぱり抜け落ちているように思います。
あ、これは現場にいる私個人の感想ですよ？
独り善がりが多く、脳内完結していて何をしたいのか、現場サイドにさえ伝わらないこととか。
そんな状況で、どう協力していい作品を作ればいいのか...。
大本スポンサーも考えてるのは、コラボして、特典つけて、商品を売って金儲け。
いや、スポンサーがいるからアニメーションが作れます。
そして、お客様がいるから飯が食えます。
なので、それが悪いとも思いません。
自分もDVDBOXなど買ってますし。
ちなみに、実質の制作側には何も入ってきませーンｗ
ただね...。
アニメ関係者は、生活する為に働いているのは当然ですが、それ以上にアニメが好きで
この業界に居るんじゃないのか？
３度の飯より、アニメが好きで、ストーリーを考えるのが好きで、絵を描くのが好きで、色を塗るのが好きなんじゃないのか？
現場の人間は、本当にこんなんでいいんだろうか...。
私は嫌だ。
視聴者様だって､小説や漫画がアニメになったからといって、そればかりで良いんでしょうか？
昔のように、アニメオリジナルが多い場合どんな作品なのか、ワクワクしながら観たんじゃないのかな？
自分はそうだったし。
あ～、いつからだろう、アニメを食い物にして露骨に金儲けに走るようになり始めたのは。
やばぁい、こんな空気に侵食されてちゃいけないのに。
もうちょっと業界全体のことを考えていかないと、確実に崩壊してしまう。
ん？なんか、地球温暖化みたい。
アニメ業界の救世主は、どこか？
そんなこと言ってる前に、身近なところから変えていかなきゃなんね。
そんなこんなで(どんなで？)、ここのところ寝てません。
視聴者様の為に、命を削ってがんばってますよ！
だから、糞だと思っても観れる人は観てね(笑)
先日、プリズムアークの打ち上げパーティーに行ってまいりました｡
まだ、この時点では最終回を迎えていませんが、少し早めの開催｡
場所は新宿某所にて。
この場所は、十数年ぶりに来たのですが､特に変っていないようでした｡
ここのところ仕事が忙しく、去年末(だったか？)のガイキングの打ち上げ以来の参加。
たっぷり、飲み食いしようと思ったのですが...。
パーティーには珍しく、１人１人に椅子が用意されていました。
ほとんどの場合、バイキング形式の立食パーティーなのです。
なるほど、今回各社の出席人数に制限があったわけだ～＾ ＾;
テーブルの上には、皿が５枚｡
各皿には、何種類かのおつまみがのっていたんですが、ちと、少なくない？
まぁ、ある程度時間が経てば、追加が来るだろうと楽しみにしつつ、
飲み放題の飲み物をちびちびと｡
結局、最後まで追加は無かったのですが...orz
さらに、なんか盛り上がらなかったな～と思ったら、
声優さんの自己紹介がなかった。
なにかしらのパフォーマンスをやってくれるので、いつも結構盛り上がるのですよ。
今回は、主人公プリーシアの声優さんの挨拶のみ。
う～ん、他の作業に携わっている人は、ちょっと残念じゃなかったかと思います。
まぁ、パーティーを純粋に楽しみに来ている声優さんにしてみれば、
迷惑なのかもしれませんがね。
ちなみに入場時、声優さん来てるの？って後輩に聞いたら、
すぐそこにいるじゃないですかっ！Σ(￣ロ￣lll)て、ツッコミ入れられました。
真後ろの席がそうだったのか。
顔見てもわかりませ～ん。
ちなみにガイキングの時は、サイキックラバーがＯＰを熱唱してくれたり
(無理矢理歌ってもらったとも言う)、
プロイスト池澤春菜嬢がいい感じで挨拶していました。
なんか､愚痴ばっかりになっちゃいましたが、一つだけ嬉しかったことが。
抽選会で景品が当たったのでーす＼( ＾▽＾)／ﾊﾞﾝﾆｬｰｲ
これの為だけでも、来て良かったかな～と思った次第であります。ｳﾍﾍ
ちなみに、この作品の評価は、良くわかんなかったと言うのが本音｡
ともかく、短かったですがこれでこの作品も終了｡
スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした｡
この間、仕事の打ち合わせに行った時のこと｡
そのスタジオとは、随分前に一緒に仕事をしたことがあるのですが、それ以来の訪問｡
いやー、懐かしかったですよ～｡
実はその会社、数年前に火災に遭ったと聞いていました｡
なので、新しく立て替えてるだろうと思いきや、
基本的に外観は昔のまま、何も変わっていませんでした。
しいて言えば､２階から１階に現場が移っていたぐらいでしょうか｡
そして、さらに懐かしい御方が。
石黒昇御大がいらっしゃいました！
(って、会社ばればれ(笑)
私の世代のアニメ好きなら外せない、
宇宙戦艦ヤマトではチーフディレクター、
超時空要塞マクロスでは監督をなさった方ですよ｡
いやー、さすがにお歳を召したご様子｡
来年で７０歳ですって？
現役バリバリの頃と比べると、やはりオーラが...。
でも、元気そうな姿を見れて、なによりでした｡
御大の姿を見て、自分も歳を取ったなぁと思ったのでありました...｡
本日、徹夜２日目ネムイデース。
今日がんばれば、とりあえず明日はのんびりできるはずだったのですがー...。
仕事を少しでも早く終わらせようと、手抜きまがいな事をしたものですから、
早速しっぺ返しが来たのでした｡
いや、こちらは間違ったことは、していないんですよ。
依頼した会社でのミス｡
ただ、いつものようにやっていれば、
２～３日前には対処できていたと思われることが、締切日直前になって発覚。
参りましたあぁぁぁぁ...ＯＴＺ
それで、いまだに待機しているのですが。
これで、編集も伸びて(伸ばしてもらって)迷惑をかけることになりました。
｢ブログ書いてる暇、あんのかよっ！ｍ９(｀Λ´)｣
と言う、ツッコミが入りそうですが、
私は、｢ま～つ～わ♪いつまでも、ま～つ～わ♪｣という状態なのです｡
そして、会社ではあまり眠れない体質の為､仮眠も微妙...｡
そういえば、今年の紅白は【あみん】が再結成で出場するようですね。
う～む、懐かしす。
あと我が家では、しょこたんが空色デイズを歌ってくれないか、と期待しているわけですが、
アキバ枠らしいのでメドレーとかでしょうかね？
閑話休題
最近のアニメは、ＴＶ局への納品がギリギリになることも珍しくなく、
ちょっとしたミスでも、大打撃を受けることになります。
それも、よくある(?)｢時間がないから、キャラ崩れはDVD版で差し換えよ～｣
などの、テクニカルリテイクは、
目をつぶれても(視聴者の皆さん、申し訳ありません(泣)）
今回は、素材自体が間にあわないかも！という大失態。
さすがに、反省した次第であります｡
今後二度と、同じ過ちを繰り返さないようにしなければ、と思うのでした。
でも、眠いのでした。ｚｚｚｚｚ。
ガンスリンガーガールの２期目の仕事の参加が決まった～。
銃器関係に、あまり詳しくない私としましては
ちょっとだけ腰がひけるのでありますが｡
ところで、ガンスリンガーガールは第一期を見てたけど、
毎回色んな意味で痛かった｡
よくもまあ、こういうネタを考えたなと思いましたよ｡
少女＋銃は珍しくなくても､その世界観がイタターでございます。
第二期は、原作者の相田さんのこだわりがあるのか、
シリーズ構成と脚本にも参加されているようですね｡
(ここら辺は、原作を読んでいる人のほうが詳しいことでしょう｡)
ちなみに聞いた話によると、
相田さんは第一期シリーズのキャラデザが、あまりお気に召さなかったようで。
天下の(?)マッドハウスが制作しててもダメとは...。
少女たちが思った以上に萌え系に見えたのが嫌だったようですが、
真相はどうなんでしょうか。
原作と比べても、私にはわかりません...orz。
監督の浅香さんはカードキャプターさくらや、ちょびっツなどの監督さんですから、
そういうことも関係あるんでしょうかね。
でも、アニメ版が好きな人はそこが良かったんじゃないかと思うのは、私だけ？
まぁ、ファンの間でも賛否両論あったようですけど。
それでなのかどうなのか、今回は制作アートランドです。
アートランド、あ～懐かしい。
この業界に入って、まだ日が浅い頃、ココと一緒に仕事しました｡
そういう懐かしさもありーので、がんばりたいなと。
スケジュールはいつもの通り、崩壊するんでしょうけどね～＾＾；
原作者も、そして当然のことながら
視聴者の皆さんが喜んでくれる作品に仕上げてもらいたい＆仕上たいものです｡
ブリーチといえば、週間少年ジャンプ｡
ジャンプは数年前まで読んでたけど、
6～7年前に買うのをやめてしまいました｡
だからブリーチは、初めの頃しか知らないのです。
その頃はまだ、海のものとも山のものともって感じだったけど、
ここまで人気が出るとは、思わなかったなぁ｡
さらに劇場版、第２作目とは｡
集英社もがんばってるな～と思いますよ｡
ところで、ブリーチ劇場版の仕事が入って来たときのこと｡
なんか、社員の娘達の雰囲気が違う。
当然、普段からマジメに仕事をこなしているんですが、
いつも以上に仕事をこなしていく...。
カットが上がってくるペースも、当社の一日の作業比約の1.5～2倍。
今さらながらブリーチの人気ってすごいんだな～と、
改めて思う今日この頃なのでした。
ちなみに、聞いた話｡
今回のような状況のとき、会社によっては修羅場になることもあるらしいですよ ＾ ＾;
特に仕上げ（セルに色を塗る作業）は、女性が多いので結構凄いようです。
取り合いになることも珍しくないそうで。
例えば｢ア〇ランは私が塗るのよ！メカなんか、塗りたくない！｣とかw
気持ちは分からなくはないけど、趣味と仕事は分けて欲しいものです。
