とは言っても、家に帰れないような日々が続いているというわけではないんですがね。
自分の時間を取れるほどの時間が無い、ってな感じです。
会社で休憩にツイッターをちょっと覗くぐらいでしょうか。
今日はそんな中、約一か月ぶりのお休み。
(それでも朝帰りなので、家に帰ってきても何ができるというわけでもない(泣))
ちょっとばかし遡ってのブログ更新です。
たいした記事はないですけどね~ハッハッハッハッハ
しかし、まさかぺんぎん(嫁さん)に、ブログを乗っ取られるとは思いませんでした~。
昨年の3/11は仕事で家に帰れず(あくまでも仕事で)、家で待っているぺんぎんが心配で仕方がなかったんですが、電話をしてみるとケロッとしていたのを覚えてます。
まぁ、その後はぺんぎんの記事の通りです。
今後も、少しでも復興の手助けになることが出来ればいいなと思っております。
しかしあれですね、原発問題、ガレキ問題、食品問題と、国内でも意見が割れていて、まともな協力が出来ているのかという始末。
なんだかねぇ...。
と、話は脱線しましたが、今後また忙しくてどうにもならない時には、ぺんぎんに頼むのもいいですね(笑)
請けると言った手前、途中で投げ出すようなことはしないけれど。
ここ3日間の平均睡眠時間も、1~2時間ぐらい。
時間が空いたときに寝ればいいんだろうけど、そういうときに限って目が冴える。
これは自分の問題だけどw
しかし、こんなことやってたら、いいアニメなんか出来るわけがないんだよね。
この程度の作品で喜んでくれている視聴者の方々には本当に申し訳ない。
クリエーターの底力はこんなもんじゃない。
でも、これが今の日本のアニメの現状。
海外に輸出する云々の前に、国内を何とかしないと日本産アニメ自体が滅びるよ。
って、以前もこんなこと書いた覚えがw
ここ何日か、仕事の追い込みで昼夜逆転でしたよ。
なんとか終わって、来週に放送できます。ヨカッタヨカッタ。
締め切り間際になると、いつものことなので珍しいことではないですが、
さすがに年齢的につらくなってきましたよ。
ちなみに、最近は家に帰れているだけまだマシかも。(ってのも言いたくないがw)
5年ほど前に、完徹時間約72時間ってのがありましたが、今あんなことしたら確実に死ぬでしょうな。
ちなみに、眠さの本当の限界に近いときって、幻聴が聴こえるってのは本当ですw
誰もいない一人のはずの部屋で、誰かがボソボソ言っているような状況がずーっと続いてましたから。
だからと言って「誰かいるのか!出て来い!!」などのような行動はとってませんが。
今思い出すと、実は別の誰かが本当にいらっしゃったのかもしれませんね...。
しかし、今後こんな状況にならないとは限らない。
いや、そんな状況になりそうな仕事が入ってきてしまった。
ウダウダ考えても仕方が無いのだが、もうあんなのはコリゴリなんだよー!
まぁ、いままでもそういった状況は何度かあったので、今回もなんとかしのぎたいところですが。
さて、どうなることやら。
現在のアニメ業界について、自分なりの解釈と、まとめとして書いてみました。
今後のアニメがどうなっていくのか、どうしていけばいいのかのヒントにもなればいいな。(自分のためにも)
長く続いている作品を持っている会社は、先の予定がある程度見えるのですが、1クール(12~13本)、2クールで終わってしまうような作品を作る会社は、その次の作品を作れるのか全くわかりません。
全て、スポンサー(テレビ局も?)次第です。
最近のアニメのスポンサー及び親会社は、玩具メーカー、漫画の出版社、パチンコ会社が多いわけです。
それゆえ、最近のアニメは玩具や漫画を売るための宣伝アニメと化している部分が多く見受けられます。
昔からそういう側面は普通にありましたが、最近では特に如実だと思います。
最近ではかっこよく(?)メディアミックスと言われてますね。
ちなみに、パチンコメーカーは逆で、放送されたアニメをパチンコに利用するのです。
最近では、アクエリオンやファフナーなんか、もろにそれですね(笑)
アニメファンの目を、パチンコに向けさせる訳ですね~。
全てがこうではないですが、まぁ大まかにこんな感じだと思ってくださいませ。
で、それなりに景気が良かったときは、そのスポンサーもアニメを使って宣伝をする訳ですが、景気が悪くなると当然のことながら、宣伝費などの出費を抑えます。
アニメは1本(1話あたり)約10000000円(一千万)の制作費が掛かる訳です。
(単純計算ですが。)
それを12話作ったら約120000000円(一億二千万)の制作費です。
ここまでお金をかけて、宣伝したい漫画などがあれば、それでも作るでしょうがそうそう出せるものでもありません。(当然1社だけのスポンサーではないのですが)
ただし、12本作ったうえで半年後や1年後にセカンドシーズンや、~2として復活する作品は、メディアミックスに成功した作品だと思って間違いないでしょう。
漫画も売れたしDVDも売れた、というスポンサーならびに広告代理店などが「ウマー!」となる状況です。
最近は、様子見のためにわざと1クールだけ作る場合もめずらしくありません。
視聴者に続きを観たい!と思わせることがひとつ。
逆に、人気の出なかったアニメをだらだら作らないための作戦ですね~。(下手に打ち切りにしない作戦)
ある意味、商売としては間違っていないとは思いますが、気分的にいいものじゃないですな。
ちなみに、私たちアニメ製作陣は、仕事が増えるのはいいのですが、売れることによって得をすることはほとんど無いですね~。
まぁ、作品の打ち上げパーティーに行って、ビンゴ大会で何かが当たったり、声優さんに会えたりするってなことはありますが。私は臨時の収入が欲しいです。ハッハッハ。
そういえば、某〇ケ〇ンを作っている会社に打ち合わせに行ったとき、そこの会社の代表さんが当時出たばかりのゲームボーイカラーだったかを、社内の人間に「はい、これあげる。任○堂からいくつかもらったから」と、ポンと渡しているのを見たときには、このぐらい売れればこうなるのか~と、うらやま...関心したことを思い出しましたよ。
脱線しました。
正直言って、広告代理店を通さずにスポンサー・親会社・TV局と直接話し合いが出来れば、もう少し安い制作費だとしても、もう少し現場が潤い、もう少し良い作品ができそうな気がするんですけどね~。
一石二鳥な気がするんですが、そう簡単な話ではないんでしょう。
まぁ、世の中いろいろと...ねぇ。
玩具メーカーは逆に商品がないと意味が無いので、アニメにアイテムを登場させて子供たちにアピールするんですね。
アニメという宣伝場所がないとダメな訳です.
実は玩具ありきで、後に玩具を出すための作品を作ることも珍しくないみたいですが。
でも、最近は子供がアニメを観なくなっているし、子供の数自体が減っているので大変ではあります。
でも、以外にもプ〇キ〇アはかなり儲けてたみたいですね~。
め〇ゃ〇テ委〇長や、パ〇ィシ〇ールなんかは、玩具ありきではなく最近の子供たちの興味をアニメに取り入れ、それなりの人気を保っているようですね。
これは食品メーカーや、洋服メーカーのタイアップとかでしょうか。
(あまり知らんです)
てな具合に、昔のように融通が利かなくなったってことは、オリジナルアニメ(漫画原作がない)を作るのが大変になったということでもあります。
私は個人的に、もっとオリジナルアニメが見たい&関わりたいのですよ。
(ブログで何度目だ、この愚痴w)
オリジナルを作る場合は、また別の問題が浮上してくるんですけどね。
とはいえ、多少はオリジナルを作ろうという風潮が出てきたので、今後は期待したいです。
結局不況がどうにかならんと、アニメの仕事も増えないんで、地道に行くしかないんですね~。ガックシ。
現状のアニメ製作現場は、非常に厳しい状態なのです。
最近それでも調子よさそうなところ(個人的に)は、A-1Pictures(てっぺん会社がソニーだよ)とシャフト(新房監督のおかげか)ぐらい?
正直、昨年ぐらいからドカーン!と仕事が減り、仕事が取れなくなっているクリエーターが増えてます。
2~3年前ぐらいまでは、アニメの改変期に製作アニメ本数が100本以上とか普通だったわけですが、今って何年も前から放送している作品以外だと、新作って20~30本ぐらい?
一時期1人で何本も掛け持ちしてるのが当たり前だったし、締め切りの日に作品が何本か重なって「あぼーん」なことも珍しく無かったです。
さすがにあの当時はアニメ多すぎだろ!ってぐらいに思ったわけですが、今では仕事がなくて仕事を探す光景も見られるようです。
まいった。
監督レベルの人が、作品が少なくなることによって演出をするしかなくなり、演出レベルの人が原画を描くしかなくなり...って感じです。
アニメーター出身の演出さんならまだいいんですが、演出=元アニメーターではないので、そういう人は本気で仕事がないようです。
今までも元撮影さん、元背景さん、元仕上げさんの演出さんと仕事したことあります。
珍しいほうだと思いますが。
人気が出る作品を作るように努力すれば?と言われそうですが(そりゃあそうだけどね)、国内では1位2位を争うぐらいの制作会社も本当にヤバイ状況なんです。
これは現在のアニメのシステムにも関係してるでしょう。
アニメ業界に限らず、淘汰される世の中ですね。
(穿った見かたをすると、良い作品が残ってダメな作品がなくなると思えんでもないですが...生活できなくなるのはちょっとねぇ...ってジレンマ)
某有名アニメ制作会社(世界にも名だたる会社)は、国内の人間もさることながら、海外にも会社を持っているため、その人たちにも仕事をさせなければならず、かなり厳しい状況に陥っているようです。
事実上のリストラもあったとか。
そんな中、某有名アニメ制作会社(上のとは違う。けど、似たような規模)は制作費を浮かすために、今後も旧作アニメを焼きなおして収益を得ようとしているとかって噂。
今も放送してますね~。
世界的有名アニメかい?(笑)
あれかい?に続いてそんなことしたら、クリエーターの仕事がなくなり内部崩壊だろうに...。
このまま不況が続くと、本当にやばいですね。
アニメ業界だけのことではありませんが。
てなことで、ジャパニメーションは日本の文化だから、もっと海外にアピールしようという政府の考えは大きくは間違っていないんだろうけど、もっともっとアニメ業界の現実を知ってから言ってくれって感じです。
国内のクリエイターをまず、救ってくれと。
どんなに、現状海外で日本製アニメが売れても、クリエイターにはまったく還元されません。
韓国や中国では、政府がアニメ制作に補助金を出したり、徹底して下から支えてるのに。
日本のアニメ文化が泣くわい。
あ、最後は国に対しての愚痴になっちゃったw
さぁ、今は自分が出来ることだけでも、しっかりやっていこうっと。
先日、宙のまにまにの打ち上げパーティーがありました~。
久しぶりの打ち上げパーティーの参加でしたよ。
いや~、なんと言いましょか。
これだけの人数でアニメを製作している、ということを実感できる場でもあります。
でも、来ているのはその中の一部のスタッフさんだけなんでしょう。
実際には、この何倍ものスタッフさんの手によって作られているのでありますが。
そして、〇〇話の製作が遅れた理由はおまえか!おまえのせいなのか!と、心の中でつぶやく場だったりw
ところで、今回印象的だったのは原作者の柏原先生。
(なぜ、漫画家のことを先生と呼ぶのだろうか?)
スピーチにて、泣きだしました。
別に誰もいじめてません。
これだけのスタッフによって一つの作品が完成するんだということに、感激してしまったようで。
う~ん、善い人だ。
この作品の視聴者さんは概ね良い評価をしてくれているし、第二期も期待しているようす。
私も期待してますよ~。
ところで、今回キャストの松風雅也氏が来ておりました。
そして、我が家では極秘プロジェクトが動いておりました。
もし、話しかけるタイミングがあったら、以下のことを伝えるということを!
ぺんぎん(嫁さん)がメガレンジャーのファンだったと!(笑)
そして、ワタクシはシェンムーの芭月涼のファンだと!!(大笑)
結局話しかけられなかったんですが。
(おっさん何やってんだwww)
そして、驚愕の事実。
その後の帰りの電車の中で、私の後ろ側にその松風雅也氏が立っていたっぽいのですよ...。
電車の乗降口側に立っていた私の横を、目的地の駅で颯爽と降りていきました。
・・・気づいていれば、ちっくしょー!!!
(だからおっさんwww)
まぁ、なんにせよスタッフの皆様お疲れ様でした。
続編があるときは、ぜひともお声をかけて頂ければとw